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炊飯器に米と水以外の何かを入れて炊く、というのを初めてしてみた。
いつかパンやスポンジケーキなんかをつくろうと思っていたが、それらを一緒に食べたい特定の誰かがいなくなったのでやめた。
いつか君のためにホールケーキをつくりたかった。
君以外のためにケーキをつくりたくない。
だから製菓はやめた。これからももうしないだろう。
と、思っていたけど新しくいいな、と思える人ができてしまって、何かつくって食べさせたいな、なんて思ってたけど
シャボン玉を掴むようなことなので、離れた。
合言葉につかってたあれをつくりたかったな、なんてぼんやり。
好きなのに好きという気持ちを殺して離れるってしんどいな。
いつか君と電車に乗った時、イースト菌の匂いがどうのこうのって話したのを思い出して哀しい。
君のみゃー姉になりたかった。