ending_will’s blog

脳MRI in 便所

私は音が出せない

 

無音の世界で生きている

 

ケータイもずっとサイレント、足音もペタペタと音を立てられないから(立てると殴られるから)靴下を履かないと歩けない、しかも靴下は取りに行けない、(指定の場に置いてあってそこに毎回取りに行かないと気が済まない、1度履いた靴下は履けない)と常人には理解出来ない行動規制があった。

声なんてもちろん出せない。

誰とも話しちゃいけない。

友達つくっちゃダメ。

どうせつくっても遊べないし。

後々面倒をかけてしまって無駄な罪悪感背負わせてしまう。

電話もしちゃダメ。

トイレも流しちゃダメ。

 

 

あらゆる一切の音が出せない。

 

刑務所より酷い環境にいた。

 

 

ずっと無音を強いられてきた。

 

 

 

今は解放されたけど、ソレがこびりついているから今でも「音」に抵抗がある。

 

 

自分から発する「音」に限らず、外の音にも過敏だ。

 

足音や扉の開閉音が聞こえると殴られるのではないかと不安に思ってしまう。

 

足音=殴られる

 

という公式が頭にある。

 

 

音が出せないって厄介だ。

 

電話もできないし、接客や職場内のコミュニケーションもできないから仕事もできない。

 

そもそも就労までのあれこれができない。

 

医療も電話ができないから予約できない。

 

行政にも相談できない。

 

 

 

 

昔の話